Gemini CLI を Debian 上で使おうとしたときのメモです。
Node.js のセットアップ
まず、パッケージシステムを更新し、ベースとなる Node.js と npm をインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt install -y nodejs npm
Debian 標準の Node.js はバージョンが古い場合があるため、バージョン管理ツール n を使って安定版(Stable)を導入します。
# n をインストールして安定版 Node.js を導入
sudo npm install -g n
sudo n stable
⚠️ Node.js のバージョン確認
n で安定版をインストールした後は、新しいパスを反映させるためにターミナルを再起動するか hash -r を実行してください。
node --version
# v22.x.x などの安定版が表示されればOK
Gemini CLI のインストール
環境によってはプロキシの設定が必要です。
export https_proxy=http://ユーザー名:パスワード@プロキシアドレス:ポート番号
npm を使ってグローバルにインストールします。
npm install -g @google/gemini-cli
初回起動と設定
インストールが完了したら、gemini コマンドで起動します。
gemini
無事に起動すると、以下のようなウェルカムメッセージが表示されます。
▝▜▄ Gemini CLI v0.35.0
▝▜▄
▗▟▀
▝▀
Tips for getting started:
1. Create GEMINI.md files to customize your interactions
2. /help for more information
3. Ask coding questions, edit code or run commands
4. Be specific for the best results
表示されている 4 つのポイントを要約すると以下の通りです。
- GEMINI.md ファイルを作って動作をカスタマイズできる
/helpで詳細な情報を確認できる- コーディングの質問、コード編集、コマンド実行ができる
- 具体的に指示を出すと最良の結果が得られる
フォルダの信頼設定
起動すると、まず現在のフォルダを信頼するか聞かれます。
Do you trust the files in this folder?
● 1. Trust folder (btakeshi)
2. Trust parent folder (home)
3. Don't trust
通常は 1. Trust folder を選択して Enter で進みます。
認証(ログイン)の設定
次に、認証方法を選択します。
? Get started
How would you like to authenticate for this project?
● 1. Sign in with Google
2. Use Gemini API Key
3. Vertex AI
今回は 1. Sign in with Google を選択しました。そのまま進めるとブラウザを起動するか確認されます。
Opening authentication page in your browser.
Do you want to continue?
● 1. Yes
2. No
1. Yes を選択するとブラウザが立ち上がり、Google アカウントの選択画面になります。ログインが完了すると、ブラウザに「認証成功」と表示されます。
ターミナルに戻ると、再起動を促すメッセージが出ています。
You've successfully signed in with Google. Gemini CLI needs to be restarted. Press R to restart, or Esc to choose a different authentication method.
R キーを押して再起動すれば、準備完了です!
💡 ブラウザが立ち上がらない場合
サーバー環境などでブラウザが使えない場合は、認証方法で 2. Use Gemini API Key を選択しましょう。Google AI Studio で取得した API キーを入力するだけで設定できます。
もし設定を最初からやり直したい場合は、ホームディレクトリの .gemini フォルダを削除すれば OK です。
これで Gemini CLI が自由に使えるようになりました!
最新バージョンへのアップデート方法
Gemini CLI を常に最新の状態で利用するために、システム環境を含めた更新手順をまとめました。
1. OS とパッケージの更新
Debian のパッケージマネージャーを最新の状態にし、システム全体を安定させます。
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
sudo apt full-upgrade -y
sudo apt autoremove -y
2. Node.js と npm の更新
前述の n を使って Node.js を最新の安定版に、npm 自身も最新版に更新します。
# Node.js を最新の安定版(stable)に更新
sudo n stable
# npm 自体を最新版に更新
sudo npm install -g npm@latest
3. Gemini CLI の更新
最後に Gemini CLI 本体を最新バージョンに更新します。
npm install -g @google/gemini-cli@latest
💡 アドバイス:起動時に「アップデート失敗」と表示される場合
すべて正常に完了したはずなのに、gemini 起動時に「Update failed」と表示される場合は、以下の点を確認してみてください。
- 古い実体の残留: 以前のインストール方法やパスの関係で、古いバージョンの
geminiが優先的に実行されている可能性があります。which geminiで実行ファイルのパスを確認し、重複していないかチェックしましょう。 - ハッシュのクリア: ターミナルが古い実行パスを記憶している場合があります。
hash -rを実行してから再度geminiを起動してみてください。 - 権限の問題: グローバルインストールの際に
sudoが必要な環境(/usr/local/binなどに書き込む場合)では、sudo npm install -g @google/gemini-cli@latestを試してみてください。 - 強制再インストール: 一度アンインストールしてから入れ直すのが確実な場合もあります。
npm uninstall -g @google/gemini-cli npm install -g @google/gemini-cli@latest